一般の感情コントロール法を使ってもモヤモヤが残る理由
CATEGORY / イントロダクション
感情をコントロールする方法
感情のコントロールはとても重要。誰も異論を唱えることはないでしょう。
でも実際に、感情をコントロールするスキルを身につけるために行動している人は、それほど多くないのではないかと思います。
もし多くの人が「感情をコントロールしよう」という意識を持っていれば、ハラスメントも、犯罪も、様々な人間関係トラブルも激減しているはずです。
私自身、会社を経営する立場の人間として思うのですが、社長や管理職など、人の上に立つリーダーは特に、感情をコントロールするスキルを身につける必要があります。
そう強く思う理由は、大きく分けて3つあります。
リーダーは数多くのタスクを抱えています。
自分自身が遂行すべきタスク、チーム全体を管轄するタスク、チームメンバー一人一人を管理するタスクなど、マネジメントすべきことがたくさんあります。
そして、タスクが多ければ多いほど、トラブルは多くなります。
タスクにはある程度の割合でトラブルは付き物ですし、管轄するタスクの数が多いと、すべてに細かく目が行き届かなくなるので、さらにトラブル発生率は上がります。
リーダーは、そういったトラブルが起きても冷静に対処しなければなりません。
だからこそ、トラブルをたくさん抱えて感情が乱れる可能性の高いリーダーは、感情をコントロールするスキルを身につける必要性が高いのです。
リーダーの判断・態度・行動は、チーム内外に大きな影響を及ぼします。
リーダーが自分の感情をコントロールできずに、メンバーに対して怒りをぶつけたり、威圧的な言動をとっていると、メンバーは精神的に病んでいきます。
メンバーのメンタル不全は、ダイレクトにチームの成績を左右します。
しかも、一人のメンバーのメンタル不全は、他のメンバーにも伝播していきます。
精神的に病んだメンバーは、そのパートナーや子どもに対して、ついキツイ態度をとってしまい、今度は、そのパートナーや子どもが精神的に病んでいく、といった負の連鎖も生じかねません。
家族のメンタルに悪影響を与えるという意味では、リーダー自身の家族にも同様のことが起こり得ます。
また、リーダーが感情的になって判断することは、チーム全体の方向性を誤らせることにつながったり、顧客や外部協力者との関係を破綻させるリスクもあります。
リーダーの感情の乱れは、自分が思っている以上に、周囲への影響力が大きいことを自覚する必要があるかもしれません。
リーダーになる多くの人は、人の上に立ちたいという意識を強く持っています。
人の上に立ちたい意識を持つ人の特性として、自分も周囲も自分の思い通りに動かしたいという野心的な願望があります。
その特性があることで、目標達成や理想実現のために努力しようとするので、リーダーにはなくてはならない特性だと言えます。
ところが、その特性にもマイナス面があります。
周囲を自分の思い通りにしようとするあまり、相手の気持ちを考えられず、自分の気持ちを押し付けてしまうことがあったり、理想の自分になりたい意識が強いあまり、うまくいかなかったらどうしようと不安になったり、ひとつの失敗で自分を過度に責めてしまって鬱的になってしまうときがあるのです。
リーダーとして不可欠なこの特性は、周囲にハラスメントをしたり、自分自身を精神的に追い込むリスクを抱えている、ということです。
以上の3つが、社長や管理職などのリーダーが感情コントロール方法を身につけなければならない理由です。
自分自身のため、周囲の大切な人のためにも、感情をコントロールすることがいかに重要かを、ぜひ再認識してほしいと思います。
従来の感情コントロール法の限界を克服する最新・最強のテクニック「新・感情コントロール法」を学ぶプログラムはこちら