プロフィール

笹氣健治 Sasaki Kenji

心理カウンセラー。専門は経営者・リーダーの心理的問題解消。1990年、国際基督教大学教養学部卒業後、日本電信電話株式会社に入社。1996年、地元へ戻り、スポーツクラブ「グラン・スポール」の経営に携わる。2003年、企業を経営する上で人間心理を理解する必要性を痛感した経験から、横浜国立大学保健管理センター准教授(当時)の堀之内高久氏(現・メンタリング研究所スーパーバイザー)に師事し、心理カウンセリングを学び始める。その後、スポーツクラブを経営しながら、経営者や管理職などへのカウンセリング、本の執筆、新聞・雑誌などへ記事原稿の提供、企業や団体向けの講演、大学非常勤講師、アスリートへのメンタルトレーニングなど、心の問題解消をテーマに精力的に活動。 著書に『なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか?~行動のための自己変革トレーニング~』(秀和システム)、『仕事も人間関係も イヤなことは1週間で終わらせるコツ』(すばる舎)、『仕事の悩みを引きずらない技術』(PHP研究所) などがある。株式会社グラン・スポール代表取締役社長

スポーツクラブ「グラン・スポール」HP

私が用いる心理アプローチ

私は複数の心理療法の理論・技法を統合的に組み合わせて活用しています。
クライエント(相談者)が抱える問題を見立てるアセスメントでは、精神分析・交流分析・自己心理学・人間性心理学・認知行動療法・論理情動行動療法・解決志向短期療法・家族療法の理論を用います。
実際の介入では、ラポール形成や焦点化の際は、クライエント中心療法、フォーカシング、ゲシュタルト療法、催眠療法などの技法を、問題解消のためのアプローチには、解決志向短期療法、認知行動療法、論理情動行動療法、家族療法、ゲシュタルト療法、フォーカシング、トランスパーソナル心理学、催眠療法、マインドフルネス認知療法、自律訓練法、森田療法、内観法の技法を用いています。

(補足説明)
心理カウンセリングで用いられる理論や技法には数多くの種類がありますが、フロイトの精神分析を始めとする精神力動アプローチ、行動や認知を重視する認知行動アプローチ、人間の存在を中心とした人間性心理学アプローチが3大勢力と言われています。心理臨床家(カウンセラー)は、こういった中で自分の学んだ学派を中心にカウンセリング(セラピー)を行いますが、近年は、様々な学派の良いところを組み合わせたアプローチ(統合的アプローチ)を用いる人が増えていて、私もその一人です。

私の履歴書

1.心理カウンセリングと出会ったきっかけ

私がNTTを辞めてスポーツクラブに転職したのは1996年、28歳のときでした。
転職先はその10年前に父が創業していた会社で、業績が思わしくない状態が長く続いていたので、なんとか経営を立て直そうとの思いで、次期経営者として精力的に働きました。

毎朝7時には出社。現場に立って接客をしながら、コスト削減のためにムダがないか目を光らせる。会社を出るのは夜10時過ぎ。土日もほとんど休まず、売り上げを伸ばす企画を次々と考えては部下に指示を与える。こういった努力を続けた結果、業績は徐々に回復してきました。

このような生活が6年ほど続きましたが、いつの間にか部下との間に溝ができていました。私が新しい企画を提案してもあまり良い顔をされなくなってきて、「実際に実行するのは私たちなんですから」と言われて、あからさまに拒絶されたこともありました。

一方、家庭でも妻との関係がうまくいかなくなっていました。子育てを任せきりだった私に問題があったのですが、当時は自分のことしか考えていなかったため、妻の気持ちに思いを馳せることをしていなかったのです。

部下との軋轢、妻との不仲、この2つのストレスを私は一年以上引きずりました。いつも気が休まらず、仕事に完全に集中できない日々が続きました。

そんなとき、指導を受けていた経営コンサルタントの勧めで、横浜国立大学保健管理センター准教授(当時)で臨床心理士の堀之内高久先生による経営者向けのワークショップに参加しました。

ワークショップとは、一方的な講義だけでなく受講者が主体的に参加して実践的に学ぶ研修会のことです。

参加してわかったのが、部下や妻は私に不満を持っていて、その不満は私に対する期待の裏返しであり、上司として、夫として、その期待に応えなければならないということ、そして、現状を変えるためには、私自身の問題を自ら解消しなければならないということです。

それから私は堀之内先生のカウンセリングを受けて、私の考え方や態度で問題のある部分を修正するとともに、心理学に基づく適切なコミュニケーションスキルを学んで部下や妻への接し方を変えていくことに取り組みました。

その成果はすぐに現れました。私の中にあった部下や妻へのわだかまりはきれいになくなって、気持ちがとても楽になったのです。

そして、部下としっかり話し合って互いに納得した上で新しい企画を進めるようにし、妻と話をする時間を増やすようにしたことで、状況は劇的に改善にされていきました。

私はこの体験をきっかけに、リーダーとして人間心理を理解する重要性を痛感し、心理カウンセリングを学び始めることを決めました。

2.心理カウンセリングのトレーニング歴

私がこれまで、どのように心理カウンセリングを学んできたのかについて、主なトレーニング歴をご紹介します。

まず取り組んだのが、産業カウンセラー資格(一般社団法人 日本産業カウンセラー協会認定)の取得です。

受験資格を得るために7カ月間に渡る講義(60時間)と実技演習(100時間)を通してカウンセラーとしての基礎をみっちり学びました。[2004年1月、資格認定]

続いて、日本オンラインカウンセリング協会(NPO法人)の上級オンラインカウンセラー資格を2006年3月に取得します。

その後は、杉田峰康先生の交流分析・脚本分析セミナー、NPO法人アサーティブジャパンのアサーティブトレーニング講座、百武正嗣先生のゲシュタルト療法ワークショップ、池見陽先生のフォーカシングセミナーなどに参加。各心理療法で日本における第一人者から直接指導を受けました。


これらと並行して、2003年から堀之内高久先生のトレーニングを受け始めました。定期的にワークショップに参加する他、毎月個別指導を受けて、様々な心理療法に関する理解を深めてきました。

堀之内先生は、日本の心理臨床の分野において知る人ぞ知る優秀なセラピストであり、NLPや家族療法の日本での先駆者のお一人です。多数の心理療法に精通されていて、クライエントが抱える問題に応じて、思考・感情・行動・イメージ・感覚のアプローチを統合的に用いることによって短期的かつ効果的な心理援助をなさる方です。


さらに私は、2008年からメンタリング研究所(堀之内先生がスーパーバイザー)の「プロメンター塾※」を受講し、2015年に修了認定を受けます。(※全10回、各回3日間の合宿研修。2020年に閉講)

これは “大学院水準以上の専門スキルを体系的に学ぶ” 講座で、ここで私は統合的心理アプローチの基礎から応用までを学びました。


私は、堀之内先生の個別指導を今も受け続けています。

アスリートがベテランになってもコーチから指導を受け続けているのと同じように、師匠に就いて学ぶことを止めてはいけないと思っています。

個別指導の内容は、私が行っている心理サポート(カウンセリング、メンタルトレーニング、講演など)のスーパービジョンや、カウンセリングの理論と技法についての質疑応答などです。

このような取り組みを継続しながらスキルアップに取り組み続けているのですが、深く学べば学ぶほど、心理の学びには終わりがないことを感じています。

3.心理カウンセリング活動の経歴


次は、これまでの心理カウンセリング関連での活動について、簡単にご披露させていただきます。

私は、堀之内先生の下でのトレーニングを開始した頃、学んだことを忘れずしっかり今後に生かしていこうと考え、自分なりにまとめた内容をメルマガやブログなどインターネットを使って情報発信することを始めました。2003年6月のことです。

その後、産業カウンセラー資格の取得をきっかけに、読者を対象に対面やメールでのカウンセリングをスタートします。

そんなとき、ブログで「やろうと思うになぜか行動できない」という悩みに関する対処法を書いた記事がたまたま出版社の編集者の目にとまり、出版オファーが届いたのが2004年の6月。そこからトントン拍子に出版企画が通り、急いで書き上げて、2005年の1月に出版となりました。

その処女作『なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか?』(秀和システム)は5万部を売り上げ、TBSテレビ『王様のブランチ』の週間ランキングで1位になるなど、多くの方に注目されることとなりました。

私の本を読んだ他の出版社からもオファーが相次ぎ、年3~4冊のペースで出版を重ねると共に、企業や団体からの講演依頼や、雑誌・新聞・テレビなどからの取材や記事協力の依頼が多数届くようになりました。(※詳細は本HP内の「講演・掲載実績」参照)

また、本や雑誌などを読んだ方からカウンセリングの申込みが定期的に入るようになりました。

他にも、仙台のプロフットサルチームの専属メンタルトレーナーとしてFリーグの試合や練習に帯同したり(2018~2019)、東北学院大学の非常勤講師を務めたりもしました(2014~2018)。


今の私は、スポーツクラブ経営者と心理カウンセラーの二刀流ですが、双方で結果を出して来られたのは、それぞれの経験が相乗効果を生んでいるからだと言えます。

経営をしていく中で、スタッフのメンタルをケアする必要があるとき、あるいは、クレーム対応や人間関係トラブル対処法をスタッフに指導するときに、心理カウンセリングのスキルはとても役立ってきました。

そして、そういったリアルな現場の経験があることで、本や記事を書くときや講演をするときに実践的なノウハウを提供できたり、悩める経営者や管理職のサポートをするときにリーダーの立場を深く理解した心理サポートが可能となっています。

4.カウンセラー・笹氣健治について

私自身についての第三者評価として、私のことをよく知るお二人にコメントをいただきました。
一人目は、私のメンターにしてカウンセリングの師、堀之内高久先生。
二人目は、今や世界的ベストセラー作家となっている本田健さんです。

堀之内高久 先生

(有)メンタリング研究所スーパーバイザー
元横浜国立大学保健管理センター准教授

心の健康度が高い「自己成長モデル」といわれる方々(経営者・管理者・プチ成功者・起業家)のさらなる確実な発展に役立つ成功指南役、先導者、それが笹氣健治さんです。

彼の取り組みの特徴は、有能な心理療法家が用いるさまざまな手法を工夫転換し、心の中に「気づき」を起こすという点にあります。悩みを持つ方の力を信じ、その力を活用しようとするスタンスがあるのです。

「そうか、そういうことだったのか! そうすればいいんだ!」と、多くの方たちは気づき、そして、悩みを解消し、一歩ずつ歩き始めるようになっていく。思考の拡大・転換が自動的に起きるように慎重にアプローチがなされ、そして、悩む方々が気持ちよく「成功」者となっていく……それが笹氣流です。

この背景にあるのは、私とのメンタリングやトレーニング、心理療法研究などによって得た気づきと学びを自分の使命として自己成長モデルの悩む方たちに提供しようという情熱です。

「私もかつては悩んでいた。しかし、今は大丈夫。私が学び取り、そして研究した方法がある。この方法を提供するよ。さあ、今悩んでおられる方々、あなたには力がある。悩みの解消の道があるよ。あとは、はじめの一歩だけ……」

悩む方と同じ目線で、自らもさらに研鑽しつつ温かく謙虚に受け止め支援する……これが笹氣流。

成功の鍵は自分の中にある。そして、先達に学べばいい。だから笹氣さんなんです。

本田健さん

ベストセラー作家

拙著に推薦文を書いていただいたこともあります。

笹氣さんの著書は、出版されると、いつもすぐに目を通させていただいています。

彼は経営者としてのビジネスの経験と、独自の心理学に裏打ちされたカウンセリングをされています。

今の日本で、彼のように、ビジネスとカウンセリングの両方の分野に秀でている人は、とても珍しいと思います。


日常の生活で、最大のストレスは、ビジネスでも、プライベートでも、人間関係だというデータがあるそうです。そのストレスを解消するには、心理学だけでなく、多岐にわたる知識や体験が必要です。

多くの人が、彼のコーチング、セミナーで、癒されたり、行動するきっかけを得られることでしょう。

ご自身の経営者としての体験と、心理学の知識を統合したとてもユニークな活動に、私も、注目しています。

5.おわりに(そして、これから)

私がカウンセリングを学び始めた2003年当時は、私の経営するスポーツクラブは1店舗だけで、スタッフ30名、会員数2,000名といった規模でした。

その後15年間で5店舗に増え、スタッフ100名弱、会員数は約10,000名にまでなりました。

ここまで来るのに、決して順風満帆だったわけではありません。
様々なトラブルやピンチをなんとか乗り越えて、ここに至っています。

それができたのも、心理カウンセリングを学んで培ってきた2つのスキルのおかげです。

2つのスキルとは、相手と良い関係を構築するためのコミュニケーションスキル、自分自身のメンタルをケアするスキルです。

この2つのスキルは、経営者や管理職のようなリーダーは絶対に身に着けるべきだと私は強く思っています。

自分を含めた周りの人すべての喜びのために、リーダーには大きな責任と重要な役割があるからです。

「一緒に働く人たちや家族と良い関係を築きながら成功したい」
「自分の人間性をより高めていきたい」

このように思われる方々に私が少しでもお役に立てるよう、これまで学んできたことをお伝えしていく活動を積極的に行い続けていきます。

同じ志を持つリーダーの皆様とご縁ができることを心から楽しみにしています。

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