最新・最強の感情コントロール法を身につける

ビジネスは、いつも順風満帆というわけにはいきません。

思い通りにいかない状況
予期せぬトラブルの発生
立場や考え方の違いによる軋轢
……

こういった様々な問題に直面して、どうしても感情が乱れてしまうときがあります。

「怒り」「イラ立ち」「焦り」「不安」「落胆」「後悔」「自己嫌悪」といったマイナス感情に心が支配されることで、つい不寛容な態度をとってしまったり、冷静に考えられなくなって的確な判断や適切な対応ができなくなったりします。

それどころか、間違った判断や対応をしてしまい、事態をより悪化させることもあります。

感情に流されてしまうと、成功のために学んだいろいろな知識やテクニックが、まったく役に立たなくなってしまいます。

だからこそ、経営者やリーダーは、自分自身の感情をしっかりコントロールできなければなりません。

感情をコントロールできるかどうかは、組織やグループを率いる責任ある立場の人にとって、成功と失敗の分かれ目となる極めて重要な問題なのです。

◆感情をコントロールできるメリット・できないリスク

リーダーにとって感情のコントロールができるようになることには、次のように大きなメリットがあります。

  • 自分の力を最大限発揮して最高の結果を出せるようになる。
  • 組織内が良い雰囲気になりメンバー全員が生き生きと活躍できるようになる。
  • リーダー自身が信頼される人間になり、リーダーシップを存分に発揮できるようになる。
  • 自分を支えてくれる周りの人と良好な関係でいられるようになる。
  • その結果、メンバーのパフォーマンスが上がり、組織の成功が近づく。


逆に、リーダーが感情をコントロールできないと、次のような状況に陥ってしまうリスクがあります。

  • 仕事のパフォーマンスが悪くなる。
  • リーダーの機嫌次第で組織内の雰囲気が変わって、居心地が悪くなる。
  • リーダーが不機嫌になることを恐れるメンバーが、都合の悪い報告をしなくなる。
  • 何か問題が起きると、メンバーがそれを隠蔽するようになる。
  • 組織内の人間関係が悪くなり、メンタル不調を訴えるメンバーが出たり離職者が増えるなどして、組織が機能しなくなっていく。


自分では感情を表に出さないようしているつもりでも、周囲は敏感に察します。

リーダーの感情の変化は、組織にとって、メンバーにとって、極めて大きな影響を及ぼします。

組織がどちらの道を進むのかは、リーダーの感情にかかっているのです。

◆感情をコントロールする方法とは?

それでは、感情をコントロールするには、いったいどうすればいいのでしょうか?

感情をコントロールするために役立つのが、カウンセリングで用いられる心理療法のアプローチです。

心理療法とは、メンタル不調の軽減・解消を目的として開発された理論や技法のことで、心理カウンセリングや心理セラピーの中で使われています。

心理療法のアプローチは、心の病を患っている人に有効なのはもちろんのこと、あらゆる人に効果があります。

心理療法には数多くの種類があり、すでにそのうちのいくつかは、ビジネス分野にも紹介されています。

有名なところでは、アドラー心理学、NLP、マインドフルネス、傾聴、行動科学、認知行動療法、といったものがあります。

これらはごく一部であり、おそらく今後もっといろいろなものが紹介され、活用されていくことでしょう。

ところで、なぜこのように様々な心理療法が存在するのかと言うと、たくさんの心理学者やセラピストが、より有効な方法を創造しようと取り組んできたからです。

そうやって数多くの心理療法が誕生しましたが、それぞれに優れた点がある一方で限界もあって、どれかひとつだけですべてのケースに対応できるということはありません。

むしろ最近の傾向としては、単一の心理療法の限界を克服するために、複数の心理療法のアプローチを統合的に活用する流れが広まってきています。


人は皆違っていて、人によって対処すべきポイントが異なります。

だから、ひとつの心理療法のアプローチにこだわるのではなく、より高い効果を求めて異種の心理アプローチを統合的に活用する心理臨床家が増えているのです。


そういった流れから考えると、ビジネスリーダーが感情をコントロールできるようになる場合も、単一の心理アプローチではなく、複数の心理アプローチを統合的に活用したほうがいい、ということになります。

従来の感情コントロール法ではうまくいかない理由

感情のコントロール方法として知られているものに、アンガーマネジメントやマインドフルネスがあります。

残念ながら、これらを学んだ人の中には限界を感じている方が少なからずいらっしゃいます。

「ある程度は役に立つけれども、何かが足りない」
「学んだ当初は効果を感じられたが、だんだん効果が減ってきている」
「激しい感情に対しては効果が出ない」

といった感覚になるのは、実は、感情が乱れる原因のうちで、意識下の浅い部分しか扱っていないからです。

また、海外で考案された心理アプローチは、日本人特有のメンタリティに合わない部分があって、そのまま日本では通用しない側面もあります。

感情をしっかりコントロールできるようになるためには、次の3つのレベルを抑えて対処する必要があります。

  • 欲求レベル(欲求が満たされないことが原因で生じる感情の乱れ)
  • 信条レベル(自分の信条体系に反することが原因で生じる感情の乱れ)
  • 自我レベル(自己尊厳が脅かされることが原因で生じる感情の乱れ)

ちなみにこれは、日本トップクラスのセラピストの監修の下で、様々な心理療法の理論を私なりに統合的にまとめた心理モデルです。

従来の感情コントロール法で扱っているテクニックは、「①欲求レベル」への対処をメインとし、「②信条レベル」の入口あたり(意識下の浅い部分)までの対処となっています。

多くの人に知ってもらうためにはシンプルにする必要があるため、意識の深いレベルまで扱えないのは仕方ないことかもしれません。

だから、従来の感情コントロール法を実践している人が限界を感じるのは当然のことであり、さらに高い有効性を求めるのであれば、感情の根深い部分である「②信条レベル」「③自我レベル」へ対処する方法まで学ぶことが必要となってきます。

◆感情コントロール法を身につけるために最適な方法

最後に、意識下の深いレベルまで網羅した感情コントロール法を身につけたい人はどうやって学べばいいのか、ということですが、ビジネスパーソンの場合、何と言ってもプライベートレッスンが最適です。

既存の研修やセミナーでは、深いレベルの対処法まではカリキュラムに入っていませんし、かと言って、本を読んで学ぼうとしても、独学には限界があります。

そもそも、本業が忙しく、心理職に就くわけではないビジネスパーソンにとっては、忙しい中で何日も予定を割いて研修やセミナーに参加したり、本を読んで学ぼうするのは非効率です。

だから、心理の専門家の下で、自分の感情コントロールスキルに応じたテクニックを、自分のスケジュールに合わせて個別に学ぶ方が断然効率的なのです。

しかも、自分の感情が乱れた実際のケースについて体験的に学んでいくことは、メンタル安定と感情コントロール法修得の両方を同時に取り組める点からも、極めて合理的な学び方だと言えます。

私自身、自ら十数年に渡って会社を経営してきた中で起きた数々の問題に対して、私が師事するセラピストとのプライベートレッスンで様々な心理アプローチのテクニックを身につけてきました。

そして、身につけたテクニックを用いて、心理カウンセラー・メンタルトレーナーとして対人サポートや講演、執筆をしてきました。

これらすべての経験をベースにして、私は、ビジネスパーソン向けにプライベートレッスン『シンカプログラム』を行っています。

より良いリーダーとなるため、あなたがさらに進化したいという意識をお持ちであるなら、私が構築したメンタルの安定化スキルを学ぶことが、きっとお役に立つはずです。

ぜひリーダーとしての⾼みを一緒にめざしていきましょう。

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