Concept 基本的な考え方

経営の大変さは、
社長にしかわからない

会社の経営は、とても大変な仕事です。

毎月、売上や資金繰りの心配をしながら、問題社員クレームの対応に翻弄され、コンプライアンスハラスメントにも注意しなければならない…。
思い通りにならないこと、悩ましいことが次から次へと生じて、心の休まるときがありません。

私自身も25年以上にわたってスポーツクラブ(現在はスタッフ100名・5店舗)を経営してきましたので、経営の大変さを身に染みてわかっているつもりです。
この大変さは、会社を経営したことのない人には決してわからないでしょう。

しかし、裏を返せば、経営者はそれだけ大きな責任を背負っていると言えます。
社員とその家族に対する責任、顧客への責任、地域社会を支える責任です。

だからこそ、自分を高め続けようという意識を持った人物でなければ務まらないのが経営という仕事です。

会社は社長を映す鏡

会社は社長を映す鏡である」という言葉があります。
社長のことを社員はよく見ています。
「社長がああいう人だから、私もこうしよう」と考えて行動するので、社長の言動が会社の隅々まで影響を及ぼします。

会社は社長の器で決まる」という言葉もあります。
会社のトップの人間の器に、その組織の命運がかかっている、という意味です。

人間の器には、さまざまな要素があります。
懐の深さ、厳しさと優しさ、意志の強さ、思慮深さ、しなやかさ、泰然自若な態度、等々。
人間の器が大きい人は、人としての魅力に溢れています。
「この人の言うことなら間違いない」「この人についていこう」という気持ちにさせられます。

経営の舵取りがさらに難しくなっていくこれからの時代、生き残る組織をつくるためには、社長の人間の器を大きくすることが不可欠です。

では、いったいどうすれば人間の器を大きくできるでしょうか?

社長にとって理想の境地
「木鶏」

古代中国の思想家・荘子が記した書物の中に『木鶏(もっけい)』という話があります。

昔、中国に紀悄子(きせいし)という闘鶏飼いの名人がいた。
ある日、王から一羽の闘鶏の訓練を託された。

十日ほど経ってから、王が様子を尋ねた。
「どうだ、もうそろそろ使えるのではないか?」
すると紀悄子は答えた。
「まだまだでございます。今は虚勢を張っていきり立っています」

それから十日経って、また王が尋ねると、
「いや、まだでございます。他の鶏を見たり鳴き声を聞くと気になって落ち着かなくなります」
と答えた。

さらに十日経って王が尋ねると、
「まだでございます。他の鶏を見ると敵対心が湧いてきます」
と答えた。

そして十日経ち、また王が尋ねると、いよいよこう答えた。
「もうよろしいでしょう。他の鶏がいくら鳴いても挑んできても一向に動ずる気配もなく、まるで木彫りの鶏のように見えます。これこそ徳が充実した証拠です。こうなればどんな鶏も敵ではありません。姿を見ただけで逃げ出してしまうでしょう」

木鶏

この「木鶏」は、前人未到の連勝記録を持つ昭和の名横綱・双葉山がめざした理想の境地としても有名であり、政財界でも理想に掲げる人がたくさんいます。

私は20代の頃に木鶏の話を読んで、「こんな人物になりたい」と強く感銘を受けました。
それ以来「木鶏」は座右の銘となりました。

しかし、この話には、肝心な「どうすれば木鶏になれるか?」が書かれていません。
大横綱でさえ、なかなか木鶏には到達できないと言っているのですから、若造の私に分かるはずもありませんでした。

どうすればいいか分からないまま、私は会社を経営する機会を得ました。

どうすれば「木鶏」に
なれるのか?

私は28歳のとき、父が経営するスポーツクラブに転職し、33歳で経営に携わるようになりました。
毎日朝早くから夜遅くまで仕事に打ち込んで会社を黒字転換することに成功できたのですが、気づいたら社員や家族との関係が最悪になっていました。

そんな危機的状況を救ってくれたのが、心理カウンセリングです。
カウンセリングを受けながら人間の心理メカニズムを学び、私自身の問題に向き合って考え方や行動を変えた結果、なんとか関係を修復することができました。

私はこの体験から、経営者として人間心理を知る必要性を痛感しました。
そして、日本トップクラスのセラピストに師事して本格的にカウンセリングを学び始めます。

カウンセリングでは、様々な心の悩みを根本から解消するために、心理療法と呼ばれる技法を用います。

私は心理療法を修得するトレーニングを繰り返す中で、あるとき、ふと気づきます。
「心理療法こそが、木鶏になる方法だ」と。
木鶏の話で語られている未熟な精神状態は、心理療法で克服できることに気づいたのです。

心の専門家の
サポートが必要な理由

残念ながら、自分一人ではなかなか木鶏になることはできません。
木鶏の場合も、闘鶏飼いの名人がいたから木鶏になれたのです。
この名人の存在が、実は、木鶏になるために最も重要な要素だと言えます。

精神的成長のためには、自分の心の問題を克服していかなければなりません。
ところが、人は他人の問題にはよく気づくのに、自分で自分の問題に気づくことがなかなかできません。

だからこそ、闘鶏飼いの名人のような指導者が必要となります。
専門家のサポートがないと、自分の問題に気づくことは難しいからです。

そして、心の問題を克服する上で役に立つのが心理療法です。
心理療法の理論と技法は、心の病に苦しむ人だけでなく、経営者が精神的に成長する上でも効果があります。
それは私が身をもって体験しています。

心の専門家の下で自己研鑽に取り組む。それが、経営者の人間の器を大きくするために最も効率的で最短の方法なのです。

企業経営25年・
心理療法研究20年に基づく
実践的ノウハウ

私は20年以上にわたって3000万円以上を投資し、心理療法の高度な専門的トレーニングを受け続けています。
その中で学んだ理論とテクニックを自社の組織マネジメントに活用したところ、事業規模と売上をおよそ5倍に拡大することができました。
さらに、心理療法を精神医療以外でも活用する方法を研究するため、以下のような活動にも取り組んできました。

私はこういった経験を通して、心の問題を短期間で解消できる実践的ノウハウを体系化しました。

そして今、注力しているのが、かつての私と同じように人間関係や組織運営の問題で悩んでいる経営者に対する経営心理コンサルティングです。

経営者としてもっと人間的に成長し、自分自身や社内の問題を解消できる力のあるリーダーになりたい。そんなふうに強く思われている経営者の方にとって、私の経験と研究がきっとお役に立つでしょう。
心理療法を企業経営に活用しながら研究している専門家は、日本はもとより世界的に見ても数少ないからです。

あなたも私と一緒に、ひとつ上の自分に進化することをめざしてみませんか?

【笹氣の心理アプローチ】

私は、複数の心理療法の理論と技法を統合した心理アプローチを使っています。
問題のアセスメントでは、精神分析・交流分析・自己心理学・人間性心理学・認知行動療法・論理情動行動療法・解決志向短期療法・家族療法・大脳生理学(脳科学)の理論を用います。
問題解消の介入時は、クライエント中心療法・フォーカシング・ゲシュタルト療法・解決志向短期療法・認知行動療法・論理情動行動療法・家族療法・トランスパーソナル心理学・マインドフルネス認知療法・自律訓練法・森田療法・内観法の技法を用います。

心理療法は300種類以上あり、アドラー心理学、NLP、マインドフルネス、アンガーマネジメントなども、その中のひとつです。また、コーチングにおける傾聴や質問のテクニックも、心理療法の技法の一部を活用したものです。
多くの心理臨床家(カウンセラー)は、自分が学んだ心理療法のみを使ってカウンセリング(セラピー)を行いますが、近年は、様々な心理療法の良いところを統合したアプローチを用いる人が増えていて、私もその一人です。

【笹氣の心理トレーニング歴】

産業カウンセラー(一般社団法人 日本産業カウンセラー協会認定)
7カ月にわたる60時間の講義と100時間の実技演習を通してカウンセリングの基礎を学ぶ。
2004年1月に資格認定。
上級オンラインカウンセラー(日本オンラインカウンセリング協会認定)
2006年3月に資格取得。
その他のセミナー、ワークショップ
杉田峰康先生の交流分析・脚本分析セミナー、NPO法人アサーティブジャパンのアサーティブトレーニング講座、百武正嗣先生のゲシュタルト療法ワークショップ、池見陽先生のフォーカシングセミナーなど、各心理療法で日本における第一人者から直接指導を受ける。
堀之内高久先生のトレーニング
2003年から定期的にワークショップに参加する他、毎月の個別指導を受けて、様々な心理療法に関する理解を深める。現在も継続中。
プロメンター塾
堀之内先生が設立したメンタリング研究所が主催する合宿研修(全10回、各回3日間)。
2015年に修了認定。

認定証

私は堀之内先生の下、統合的心理アプローチの基礎から応用までを学び続けています。
今も堀之内先生による個別指導やスーパービジョンを継続している理由は、アスリートがどんなにベテランになってもコーチの指導を受け続けているのと同じように、師匠から学ぶことを止めると成長が止まってしまうのを知っているからです。

堀之内高久先生について
日本の心理臨床の分野において知る人ぞ知る優秀なセラピストで、NLPや家族療法の日本での先駆者の一人。多数の心理療法に精通し、クライエント(相談者)が抱える問題に応じて、思考・感情・行動・イメージ・感覚のアプローチを統合的に用いて短期的かつ効果的な心理援助を行う。